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この本知ってる?

全102件中 1-102件

『リキシャ・ガール』

ミタリ・パーキンス/作
永瀬比奈/訳
ジェイミー・ホーガン/絵

絵が得意なバングラデシュの女の子ナイマ。お父さんはリキシャという車にお客さんを乗せて働いています。リキシャはとてもはなやかできれいだけれど、家族の暮らしはまずしく、ナイマは働きすぎのお父さんが心配です。でもバングラデシュのかんきょうでは、「女の子だから」という理由でナイマは外で働けません。そんなある日、ナイマは家族に内しょでとっておきの計画を立てます。

鈴木出版

2024年9月こうしん

『ひとりでいらっしゃい-七つの怪談』

斉藤 洋 /作
奥江 幸子 /絵
多賀 京子/やく

夏休みのある日、小学生のぼくは、ひょんなことから、大学の先生の部屋にまよいこんでしまった。そこでとつぜん、「きみ、むらさきばばあって知ってるかい?」大学の先生が、大まじめに聞いてきた。どうやらここは、大学の先生や学生が集まってそれぞれこわい話をする会らしい。名づけて「かい談クラブ」。おばけやようかいが好きなぼくは、参加することになったのだけど…。

偕成社

2024年9月こうしん

リンゴの丘のベッツィー

ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー/作
佐竹 美保 /絵
多賀 京子/やく

街に住む大おばさんの家で、大切に育てられたベッツィー。ところが、あることがきっかけで、パットニー農場にあずけられることになります。農場での生活は、おどろきの連続です。不安でいっぱいのベッツィーは、すぐに「できない」「こわい」と弱気になってしまいます。しかし、パットニー家の人たちに温かく見守られ、自分でやることの大切さを教わっていくうちに……。人にたよってばかりいたベッツィーが、様々なけい験を通してのびのびと成長していく物語です。

徳間書店

2024年6月こうしん

リトルベアー -小さなインディアンの秘密

リン・リードバンクス/作
高橋 由為子 /絵
渡辺 南都子/やく

誕生日プレゼントにもらったさえないプラスチックの人形にオムリはがっかり。でも、戸だなに入れてかぎを回したとたん、人形が動きだした!おまけにしゃべってる!?勇かんでほこりたかいインディアンのリトルベアーにやんちゃなカウボーイのブーンも加わっておおさわぎ。おとなやみんなにはぜったいないしょだけど、学校で見つかりそうになったり、けがをさせてしまったり…ハラハラドキドキのぼうけんと友じょうがつまった物語。

佑学社

2024年6月こうしん

『世界を動かした塩の物語』

マーク・カーランスキー/文
S.D.シンドラー/絵
遠藤 育枝/やく

今は、どこのお家にもふ通に使われている塩。昔、塩は大変き重なものでした。わたしたちは塩がないと生きてはいけません。塩は生き物をささえ、食べ物をささえ、文明をもささえたのです。そのため人々は時に争い、時にきけんをおかしてさいくつし、時にみつゆまでして手に入れていました。塩をめぐる世界の歴史と文化を、わかりやすくえがいた絵本です。

BL出版

2024年3月こうしん

『漂泊の王の伝説』

ラウラ・ガジェゴ・ガルシア/作 
松下直弘/訳 

砂ばくの王国、キンダの王子ワリードは自分が優勝しようと考え、詩のコンクールを開く。だがまずしいじゅうたんおりがゆう勝したことからしっとにかられた王子はじゅうたんおりに人類の歴史をすべておりこんだじゅうたんを作れと実行できない命令をする。じゅうたんは完成したが持ち去られ、王子はじゅうたんを取りもどす旅に出る。砂ばくの王国でくり広げられるぼうけん活げきです。

偕成社

2024年3月こうしん

『冒険者たち-ガンバと十五ひきの仲間』

斎藤惇夫/作 藪内正幸/画

ドブネズミのガンバは友だちのマンプクにさそわれ、海を見に港へやってきました。そこでひどいきずを負った忠太という島ネズミに出会います。かれの住む島がイタチのノロイ一族におそわれ、忠太は命からがらにげのび、助けを求めて海をわたって来たのでした。ノロイ一族と聞いてだれも助けに行こうとはしません。しかしガンバはたった1ぴき名のり出て、忠太と共にかれの住む夢見が島をめざして旅立つのでした。手にあせにぎるぼうけんファンタジー。

岩波書店

2023年12月こうしん

『長い長いお医者さんの話 ―チャペック童話集』

カレル・チャペック/作 ヨセフ・チャペック/絵

ウメの実をのどにつまらせたあわてもののま法つかい治りょうをしに、4人のお医者さんがやってきた。日ごろからま法つかいのいたずらにこまっていたお医者さんたちは、かわるがわる他の土地にひっこして病気がよくなった話を持ち出して、ま法つかいに転地をすすめます。さて、お医者さんたちの計画は、成功するでしょうか。他に、あて名のない手紙の受け取り人を求めて旅する『郵便屋さんの話』、礼ぎ正しいがために商売あがったりになってしまった『山賊の話』なども。

岩波書店

2023年12月こうしん

『花豆の煮えるまで-小夜の物語』

安房直子/作
味戸ケイコ/絵

山のふもとの旅館のむすめ、小夜にはお母さんがありません。お母さんに会ってみたいと言うと、おばあさんは、お母さんにはもう会うことができないと言います。でも、お母さんの話をすることならできると言います。花豆のにえるまでの間、おばあさんの話してくれた、小夜の生まれる前のお父さんとお母さんの話。

偕成社

2023年9月こうしん

『とどろケ淵のメッケ』

富安陽子/作
広瀬弦/絵

とどろヶ淵で一番チビすけの河童メッケは、どんなものでも見つけられる不思議な目を持っています。仲間がメッケにる守番をさせて、みんなすもう大会に出かけたある日、たきの水が急に落っこちて来なくなった。河童にとって、とっても大事な水を求めてメッケは初めてとどろヶ淵を出てたしかめに行く事に…。みんなのためにがんばるメッケをおうえんしたくなる心温まる一冊です。

佼成出版社

2023年9月こうしん

『少年少女ファーブル昆虫記 1 たまころがしの生活』

ファーブル/著
古川晴男/訳

フンコロガシのあの「フン玉」、どうやって作るか知っていますか?雪玉を作るように転がして大きくするのかと思えば大間ちがい。種類によってフン玉の使い方もちがえば、子育て方法や夫ふ生活も多種多様です。1さつずっとフンコロガシの話ですが、そこには様々な世界が広がっています。ファーブルが行なった観察方法も語られています。生物が好きな人なら読んでおきたいシリーズです。

偕成社

2023年6月こうしん

『神秘の島 上・下』

ジュール・ベルヌ/作
清水正和/訳

アメリカ南北戦争のさなか、南軍のほりょとなっていたサイラス・スミス。他の仲間と気球を使ってだっ出を実行するが、あらしにあい無人島へとひょう着し救助がぜつ望的だとはんだんして自活をはじめる。しかし、最初は順調にみえた島での生活もきかいな出来事が多発し、なぞにまきこまれていく。かれらはこきょうに帰ることができるのか。

福音館書店

2023年3月こうしん

『母からの伝言-刺しゅう画に込めた思い』

エスター・ニセンタール・クリニッツ/作
バニース・スタインハート/作
片岡しのぶ/訳

第二次世界大戦中、ナチスドイツによるユダヤ人はく害をけい験した少女が、後に自らのけい験をししゅう画にまとめました。ししゅう画とともに、かの女のむすめによる説明がそえられています。家族とはなればなれになり、身分をかくして生活し、人に助けられたりうら切られたりしながら必死に生きのびる様子は、むねにせまるものがあります。

光村教育図書

2023年3月こうしん

『菜の子先生がやってきた!-学校ふしぎ案内・つむじ風の一学期』

富安 陽子/作
Yuji/画

「わたしは、山田菜の子です。みんなは、菜の子先生とよんでいますから、あなたも、そうよんでくださってけっこうですよ」「え!?菜の子先生って、あの菜の子先生ですか?」ある日、学校で出会った白衣を着て丸いめがねをかけた女の人は、菜の子先生でした。学校じゅうのどこにもいないけど、学校のどこかにいるという。だれでも会うことはできないけど、運がよければ会えることがあるという…。菜の子先生とふしぎな世界にまよいこんでみませんか?

福音館書店

2022年10月こうしん

『びんの悪魔』

ロバート・ルイス・スティーブンソン/作
磯 良一 /画
よしだみどり/やく

ハワイに住むケアウエは、ある男から不思議なびんを買う。なんと、そのびんは不老不死以外の願いなら何でも叶えてくれるびんだった。ただ、そのびんを死ぬまで持っていると地ごくに落ちてしまう。手放したければ、びんを買った時よりも安いねだんで売らなければならない。大きな美しい家を手に入れ、びんは売りはらい満足していたケアウエだったが、もう一度びんが必要な事たいになってしまう。はたしてケアウエはどうなるのだろうか。もし、あなただったらこのびんを買いますか?

福音館書店

2022年10月こうしん

『サンゴ礁と海の生き物たち』

中村庸夫/著

サンゴ礁を知っていますか?見たことあるかな?サンゴ礁は、地球の温だん化をふせぐ役わりを果たし、「海の熱帯雨林」と呼ばれ、地球かんきょうを守ってくれています!この本を読んで、サンゴ礁の不思議な生たいをかい明してみよう!一しょにくらしている海の生物たちも、たくさんの写真でわかりやすくかい説してくれています。

誠文堂新光社

2022年7月こうしん

『友だちになれたら、きっと。-イスラエルとパレスチナの少女の文通』

ガリト・フィンク/作
メルヴェト・アクラム・シャーバーン/作
リツァ・ブダリカ/編
いぶき けい/訳
長崎訓子/表紙・本文さし絵

イスラエル-パレスチナで争いが今もなお続いている。この本に出くるのはイスラエルの少女ガリトと、パレスチナの少女メルヴェト。ふたりはおよそ15分しかはなれていない場所に住んでいますが、会いにいくことはできません。しかしおたがいを知るために文通をすることにしました。10年にわたる文通の記録を本にしたものです。わかり合うことのむずかしさ、二人の友じょうの行方を見とどけてください。

鈴木出版

2022年7月こうしん

『カワウソがいる』

阿部夏丸/著
沢野ひとし/装画・挿絵

ある日セイたちは、ぜつめつしたと言われているカワウソ特別天然記念物を見つけました。あなたが、カワウソを見つけたとしたら、どうしますか?T・V局に連らくし、有名なりますか? それとも、にがしてあげますか?川遊びに始まり、カワウソ発見後のそう動までを、市長までもまきこみ、明るく楽しく話は進んでいきます。セイたちは、カワウソをどうしたのでしょうか? 結果は、本を読んで見て下さい。

ポプラ社

2022年6月こうしん

『ジム・ボタンの機関車大旅行 ―ジム・ボタンの冒険1』

ミヒャエル・エンデ/作 上田真而子/訳
ラインハルト・ミヒル/さし絵

ある日小さな島国のフクラム国に、赤んぼうが入っていた小包がとどきました。赤んぼうはみんなからジム・ボタンとよばれ、大切に育てられました。ジムの第一の友は機関士のルーカスでした。二人は機関車のエマをとても大切にしていました。しかし、ジムが大きくなりフクラム国は人口か度となり、だれかがこの国を出ていかなければならなくます。しかし、二人と機関車ははなればなれになることはできず、共に住みなれた国をはなれることを選びます。この二人と機関車に待ち受けるのはこんなんときけん、不思議なものたちとの出会いです。友じょうと勇気をもって、みなさんもジムとルーカスとエマに乗ってこのぼうけんの旅に出かけましょう。続へん「ジム・ボタンと13人の海賊」もあります。

岩波書店

2022年6月こうしん

『漂泊の王の伝説』

ラウラ・ガジェゴ・ガルシア/作 
松下直弘/訳 

砂ばくの王国、キンダの王子ワリードは自分が優勝しようと考え、詩のコンクールを開く。だがまずしいじゅうたんおりがゆう勝したことからしっとにかられた王子はじゅうたんおりに人類の歴史をすべておりこんだじゅうたんを作れと実行できない命令をする。じゅうたんは完成したが持ち去られ、王子はじゅうたんを取りもどす旅に出る。砂ばくの王国でくり広げられるぼうけん活げきです。

偕成社

2022年3月こうしん

『風にのってきたメアリー・ポピンズ』

P.L.トラヴァーズ/作 林容吉/訳
メアリー・シェパード/さし絵 

桜通り十七番地に住むバンクスさんは、ある日、四人の子どもたちの新しいせわ役をぼ集しました。その日の夕方、東風にのってやって来たのがメアリー・ポピンズだったのです。メアリー・ポピンズは、階だんの手すりを下から上へすべりあがり、からっぽのじゅうたんでできたバックから、エプロン、せっけん『ダーウィンと出会った夏』、ハブラシ、ふとんとしん台まで取りだします。このきびしくてうぬぼれやで不思議なメアリー・ポピンズが来てからおこる、たのしいできごとの数々。四人の子どもたち―ジェイン、マイケルとふたごの赤ちゃん―は、いつまでもいてほしいと思いますが…。続へんに『帰ってきたメアリー・ポピンズ』、『とびらをあけるメアリー・ポピンズ』、『公園のメアリー・ポピンズ』があります。みなさんもページをめくり、メアリー・ポピンズと一しょに、空中のお茶会や、風変わりな世界一周の旅に出かけてみてください。

岩波書店

2022年3月こうしん

『今日からは、あなたの盲導犬』

日野多香子/文
増田勝正/写真

アイメイト協会1000頭目盲導犬であるセロシアと盲導犬歩行指導員の原祥太郎さん、セロシアの新しいご主人の大石さんの物語です。セロシアが盲導犬になるための訓練はもちろん、かい主となる人のための訓練の様子もくわしく書かれています。盲導犬とはどういう働きをするのかを知るにはぴったりの本です。

岩崎書店

2021年12月こうしん

『床下の古い時計』

K・ピアソン /作
葛西 利行 /画
足沢 良子/やく

パトリシアは12さいの少女。両親の別きょについての、細やかな取り決めをするあいだ、パトリシアは、夏をおばの家族と湖のコテージですごすことになった。内気なパトリシアは、いとこたちのなかになかなか入ることができず、こ立してしまった。ある日、ひとりでお客用のちっちゃな丸太小屋のゆか下からかい中時計をみつけた。時計のねじをまくと、ふしぎなできごとがおこった。目の前には、35年前のお母さん。わたしと同じ12さいのお母さん。

金の星社

2021年12月こうしん

『リキシャ・ガール』

ミタリ・パーキンス/作
永瀬比奈/訳
ジェイミー・ホーガン/絵

絵が得意なバングラデシュの女の子ナイマ。お父さんはリキシャという車にお客さんを乗せて働いています。リキシャはとてもはなやかできれいだけれど、家族の暮らしはまずしく、ナイマは働きすぎのお父さんが心配です。でもバングラデシュのかんきょうでは、「女の子だから」という理由でナイマは外で働けません。そんなある日、ナイマは家族に内しょでとっておきの計画を立てます。

鈴木出版

2021年7月こうしん

『建具職人の千太郎』

岩崎京子/作 田代三善/絵

大きな町の真ん中の古い一けん家にひとりで暮らす、それはそれはまじめなしん士マジノ・マジヒコ氏。毎日、同じ時間に起き同じ時間にねるきそく正しい生活をおくっていました。でもある日、ちょっとしたまちがいで真夜中に目を覚ましてみると、なんとこの家には自分そっくりのだれかが住んでいたのです。まじめなマジヒコ氏の生活が少しずつ変わっていく様子をぜひ楽しんでください。

くもん出版

2021年7月こうしん

『若草物語』

ルイザ・メイ・オールコット/作 矢川澄子/訳
ターシャ・チューダー/画

「プレゼントのないクリスマスなんて、クリスマスっていえるかね。」次女のジョーがぼやきます。男の子に生まれたかったと思っているジョーは、お父さまが南北戦争にじゅう軍している今、15さいではありましたが、自分こそがこの家の大黒柱だと思っていました。長女のメグは16さい、美しい白い手が自まんで、家庭教しをして働いています。三女のベスは13さい、人見知りのはずかしがり屋さんですが、ピアノが上手で家族が合唱するときには、いつもばん奏をしていました。末っ子のエイミーは、姉妹の中で一番の重要人物と自分では思っていて、いつもレディのようにお行ぎよくふるまっていました。クリスマスには、友だちをまねいてジョーが作ったおしばいを見せたり、おとなりのこわいおじいさんのところにやってきた孫の男の子と友だちになったり、エイミーのちょっとくつじょく的な学校生活など、このこせいゆたかな四人の女の子たちの成長をえがいた物語です。あなたは、四人のうちのだれとお友だちになれるでしょうか?

福音館書店

2021年5月こうしん

『紳士とオバケ氏』

たかどのほうこ/さく  飯野和好/絵

大きな町の真ん中の古い一けん家にひとりで暮らす、それはそれはまじめな紳士マジノ・マジヒコ氏。毎日、同じ時間に起き同じ時間にねる規則正しい生活をおくっていました。でもある日、ちょっとしたまちがいで真夜中に目を覚ましてみると、なんとこの家には自分そっくりのだれかが住んでいたのです。まじめなマジヒコ氏の生活が少しずつ変わっていく様子をぜひ楽しんでください。

フレーベル館

2021年5月こうしん

『みどりのゆび』

ドリュオン/作
安東次男/訳

庭しのムスターシュおじいさんが教えてくれました。チトの親指は「みどりのゆび」。指がふれたところに、きれいな花をさかせることができます。チトはけいむ所や病院に花をさかせて、みんなを幸せな気持ちにしてくれました。たくさんの兵器に花をさかせ、戦争をやめさせてしまいました。あなたがみどりのゆびをもっていたら、何をしますか?チトの言葉に耳をかたむけてみてください。

岩波書店

2021年1月こうしん

『てつびん物語』

奥野安彦/写真
土方正志/文

今から14年前の1月17日の朝、兵庫県を中心にとつ然しん度7のきょ大地しんがおそい、人々の命がうばわれたり、家を失くしたりしました。生き残った人々も、け我をしたり病気にかかったり食べ物もないなかで、取りあえずは学校の体育館や教室をひ難所として暮らすしかありませんでした。やがて、かせつ住宅や高層アパートにうつり住むことになるのですが、地しん前の街や暮らしは決してもどることはありませんでした。この本は、地しん直後から7年間の神戸の街を写真で記録するとともに、そのなかでの食堂「てつびん」をけいえいしていた一人のおばあさんの生きた記録をしょうかいしています。東京でも、いつきょ大地しんが起きるかわかりませんが、この本を手にして、見て、読んで地しん災害のこわさとともに、人間の生きがい・生き様とは何かを考えてみませんか。

偕成社

2021年1月こうしん

『坊っちゃん』

夏目漱石/著 村上克己/さし絵

みなさんは、夏目漱石を知っていますか?漱石は、新宿区で生まれたい大な作家です。おれ(坊っちゃん)は、大学を卒業すると、四国の中学校の数学教しとしてふにんします。物語には、おれ(坊っちゃん)と同りょうとの様々な人間関係のかっとうをいかにかい決していくかがユーモラスにえがかれています。漱石は、おれ(坊っちゃん)や山嵐(数学の主にん)を正ぎの代表者にし、悪とくの側に赤シャツ(教頭)と野だいこ(画学)を配して、不正を正ぎ派がたい治するというかたちでえがいています。坊っちゃんは、物語の後半では、正ぎをつらぬき、ひきょうな赤シャツと野だいこをなぐりたおしました。しかし、結局坊っちゃんと山嵐は学校から出ていくことになり、赤シャツと野だいこは学校に残ることになります。みなさんも、正義をつらぬくことの大変さを、この本を通して感じ取ってください。

偕成社

2020年10月こうしん

『こちら『ランドリー新聞』編集部』

アンドリュー・クレメンツ/著
田中 奈津子/訳
伊東美貴/絵

カーラ・ランドリーは目立たない転校生の女の子。でもとつ然『ランドリー新聞』を作ってやる気のないラーソン先生をきびしくひはんします。実はカーラは両しんがりこんしてから意地悪な新聞記者になっていたのです。ところがいっしょに新聞を作りたいというクラスメートがあらわれ、カーラは良心的な新聞を作ろうと決心します。一方ショックを受けたラーソン先生も新聞についてのじゅ業をはじめます。しかし校長先生がラーソン先生をクビにしようとして・・・。学級新聞の作り方やカーラたちの書いた面白い記事も読めますよ!

講談社

2020年10月こうしん

『西遊記 新版』(上・中・下 全3巻)

呉承恩/作 伊藤貴麿/編訳 吉岡堅二/さし絵

花果山の石から生まれた石ざるはせん人にもとへゆき、孫悟空という名をさずけられ、72とおりの変化のじゅつを身につけます。東海竜王の宝、如意棒を手にいれ、天界でも大あばれ。ついには釈迦如来に山ノふもとに閉じこめられてしまいますが、インドへきょう典を取りに行く三蔵法師のお供をすることをじょうけんに、晴れて自由の身となります。そこへ猪八戒、沙悟浄もお供に加わり、一行の行く手をさえぎる数々のようかい、ようまをたい治しながらの大ぼう険物語。この西遊記の第1巻目では、三蔵法師の生い立ちも語られます。強いばかりではなくしい匠思いの孫悟空、ただの食いしんぼうではない猪八戒など登場人物たちのこせいあふれる様子も、子ども向きにかん単にやくされたものでは味わえません。全3かんで、西遊記をたっぷり楽しんでください。

岩波書店

2020年8月こうしん

『サンゴ礁と海の生き物たち-地球環境を守るサンゴ礁』

中村庸夫/著

サンゴ礁を知っていますか?見たことあるかな?サンゴ礁は、地球の温だん化をふせぐやく割を果たし、「海の熱帯雨林」とよばれ、地球かんきょうを守ってくれています!この本を読んで、サンゴ礁の不思議な生たいをかい明してみよう!一しょに暮らしている海の生物たちも、たくさんの写真でわかりやすくかい説してくれています。

誠文堂新光社

2020年8月こうしん

『ハッピーノート』

草野たき/作 ともこエヴァーソン/画
周りの友達とうまくやっていくためには、自分の本音はかくして周りに合わせるのが一番ラク。そう考える主人公の聡子ですが、本当は毎日がつまらなくてイライラ。家では両親につらくあたってしまいます。そんな中、聡子が通うじゅくでは夏季講習が始まり、新しく入ってきた女の子リサにぶり回されながらも、好きな男の子霧島くんと仲良くなる計画を立てますが…。

福音館書店

2020年4月こうしん

『砂の妖精』

イーディス・ネズビット・ブラント/作
石井桃子/訳
ハロルド・ロバート・ミラー/画
ロンドンからいなかへとやってきた兄弟姉妹。都会とはかんきょうがちがってとっても新鮮。ある日、砂利ほり場から出てきたきみょうな生き物サミアドと出会う。目はカタツムリ、耳はコウモリ、体はクモのようにずんぐりしている。こんな生き物見たことない。長いねむりから覚めたサミアドは砂の妖精で、一日一回ならばなんでも子どもたちの望みを叶えてくれるという。子どもたちはさっそく思い思いの願いを口にするが、なかなか思ったような結果にならなくて……。サミアドがだんだんいとおしくなってくる、不思議でちょっぴりせつない物語。

福音館書店

2020年4月こうしん

『赤毛のアン』

L.M.モンゴメリー/作 掛川恭子/訳
山本容子/画家
アンは孤児の女の子でマシュウとマリラのいるグリーンゲーブルズに養女として来ます。そこでアンを待っていたものはダイアナやギルバートといった素晴らしい人達との出会いでした。アンの心の成長やアンを取り巻く人間模様も気になるところですが、マシュウの無口ながらもアンを思いやる気持ちやマリラの厳しさの裏返しの愛情なども物語の端々に出てきて心温まるものがあります。いくつになってもその時々で新しい発見がある本なのでみなさんが大人になったらまた読んでみるといいかもしれませんよ。

講談社

2020年2月こうしん

『妖怪一家 九十九さん』

富安陽子/作 山村浩二/絵
大事なお約束は、ご近所さんを食べないこと!ようかいの九十九さん一家は、ヌラリヒョンのお父さんとろくろっ首のお母さん、やまんばのおばあちゃんと見こし入道のおじいちゃん、それから一つ目小ぞうとアマノジャクのぼうや、人の心をなんでも見ぬくサトリの女の子の七人家族。住たく開発がすすみ、住むところを失った一家は、市役所の「地いき共生課」のおじさんたちの助けをかりて、人間の団地でくらすことになりました。はたして九十九さんたちは人間と仲良く生活していけるでしょうか?

理論社

2020年2月こうしん

『耳の聞こえない子がわたります』

マーリー・マトリン/作 日当 陽子/訳 矢島 眞澄/絵

好奇心が強く元気いっぱいのミーガンの住む街に、内気ではずかしがり屋のシンディがこしてきた。初めて出会った時、ミーガンの大きな声のあいさつにシンディはびっくり。ミーガンは耳が聞こえないために声の調整が出来ないのだった。出会ってすぐシンディはミーガンと仲良くなりたくて手話を覚えた。二人でキャンプにも参加した。たくさんの人にも出会った。二人はBBF(ベスト・フレンド・フォーエバー)になれるのだろうか?

フレーベル館

2019年11月こうしん

『6000000000個の缶飲料 町をかえたマリーとF組の子どもたち』

今泉 みね子/著 佐竹 美穂/画

これはドイツのある学校で本当にあったお話です。主人公マリーのクラスはF組。「F」とは「えん助する」という意味のドイツ語の頭文字で、学習にハンディを持っている子どもたちが学ぶ特別なクラスです。ある日、たんにんのシュヴァイゲルト先生が『かん飲料をへらそうコンクール』に参加することをてい案しますが、子どもたちは始めのうち「そんなことできるわけがない」と思いました。ドイツでは1年間に60億こもかん飲料が飲まれているのです。でも、かん飲料がかん境におよぼすえいきょうを勉強したマリーたちは、その後にいろいろな行動をおこし、学校だけでなく町、州議会までも動かしていきます。F組の子どもたちの中にかん境を守るための努力をすること、他の人に働きかけるという行動を通して、生きる目標や力が育っていったのです。

合同出版

2019年11月こうしん

『神さまの森、伊勢』

今森 光彦/写真・文

神さまの森として、長い年月、人が入ったことのない森がある。伊勢の森である。生えている木は、照葉じゅ。冬でも葉が落ちないので、この森はいつもうすぐらい。さあ、神ぴの森に分け入ってみよう。

小学館

2019年9月こうしん

『キツネ山の夏休み』

富安 陽子/著・挿絵

だれもいない八番線のプラットホーム。小学生の弥は夏休みの間、4年ぶりにおばあちゃんの家ですごすことになりました。おばあちゃんの住む稲荷山は108ぴきのキツネに守られていると言われる不思議な町です。列車を待っていると、自分一人だと思っていたホームには女の人が立っていました…。弥の特別な夏休みがはじまります。

あかね書房

2019年9月こうしん

孤島のドラゴン

レベッカ・ラップ/著 鏡哲生/訳
ウェンデル・マイナー/カバー・イラストレーション

ある夏休み、三人兄弟のハナとザカリーとサラ・エミリーは、おき合いのこ島にある昔おばさんが住んでいた家ですごすことになる。そのこ島の北のはしには、ドレイクのおかという岩山があり、おばさんからの手紙にはこうあった「もし、たいくつなら、ドレイクのおかを調べることを、おすすめします」―そこで三人はドレイクのおかへたんけんに出かけ、暗いどうくつの中へ入って行く。そこには、黄金のつばさを持つ三つ首のドラゴンが…。三人兄弟とドラゴンの交流をえがいた心温まるぼうけんファンタジー。

評論社

2019年5月こうしん

若草物語

ルイザ・メイ・オールコット/作 矢川澄子/訳
ターシャ・チューダー/画

「プレゼントのないクリスマスなんて、クリスマスっていえるかね。」次女のジョーがぼやきます。男の子に生まれたかったと思っているジョーは、お父さまが南北戦争にじゅう軍している今、15才ではありましたが、自分こそがこの家の大黒柱だと思っていました。長女のメグは16才、美しい白い手が自まんで、家庭教しをして働いています。三女のベスは13才、人見知りのはずかしがり屋さんですが、ピアノが上手で家族が合唱するときには、いつもばんそうをしていました。末っ子のエイミーは、姉妹の中で一番の重要人物と自分では思っていて、いつもレディのようにおぎょうぎよくふるまっていました。クリスマスには、友だちをまねいてジョーが作ったおしばいを見せたり、おとなりのこわいおじいさんのところにやってきた孫の男の子と友だちになったり、エイミーのちょっとくつじょく的な学校生活など、このこせいゆたかな四人の女の子たちの成長をえがいた物語です。あなたは、四人のうちのだれとお友だちになれるでしょうか?

福音館書店

2019年5月こうしん

とぶ船

ヒルダ・ルイス/作 石井桃子/訳 ノーラ・ラヴリン/絵

いつもの街の見知らぬ店で、魔法の飛ぶ船を手に入れたピーターが他の3人の兄弟といっしょに世界中の国や時空をこえた古代の世界をぼうけんする物語です。ひとつだけでなく様々な話がちりばめられ、テンポ良く進み、すらすら読めるので、あまり本を読まない人にもオススメの本です。

岩波書店

2019年3月こうしん

南極のコレクション

武田 剛/著

目を閉じて真っ白な雪と氷の世界を思いうかべてみてください。ちょ者は、南きょくに1年い上も住みつづけ、そこに生きるアザラシやペンギンたちのすがたや神ぴの気しょう現しょうオーロラなどさまざまな写真をとって、わたしたちにとどけてくれましたよ。ページをめくって決して寒さだけではない南きょくの世界へ行ってみてください。

フレーベル館

2019年3月こうしん

肥後の石工

今西 祐行/著 井口 文秀/画 村上美術/装丁

鹿児島のこうとつ川に、石づくりの美しいめがね橋がかかっている。江戸時代、肥後の国からすぐれた石工をよんでかけさせたもので、てきがせめてきたとき、橋の中央の石をとりはずすとつぎつぎと石がくずれおちるしかけになっている。こうしたひみつをまもるため、工事がおわると肥後の石工はみなころされたらしい。これは、ひとり命びろいをした石工の半生をえがいた物語。

実業之日本社

2018年11月こうしん

今森光彦フィールドノート 里山

今森光彦/写真・文

この本は作者が滋賀県にある里山を15年かけて記録したものです。美しい写真の数々は、見ているとまるで自分が里山にいるような気さえしてきます。とくに、どの場所にどんなトンボが住みついているかを記した里山の地図や、ため池にくらす虫がどのように行動するかを観察する様子は読んでいてとてもわくわくしてきます。里山に行ったことがある人もない人も、美しい里山の風景をめくってみてください。

福音館書店

2018年11月こうしん

アリスの見習い物語

カレン・クシュマン/作 柳井薫/訳 中村悦子/絵

住む家がなく両親もいない女の子が、雨にぬれないねどことわずかなパンのために産ば(出産を助ける仕事)の見習いとして働くことになりました。名前すらなかった女の子は自分を「アリス」と名付け、ま女のように意地悪なジェーンの助手として一生懸命働きましたが、あるお産の時に失敗して村から逃げ出してしまいます。産ばという命に関わる大切な仕事を通して、アリスが大きく成長していくお話です。

あすなろ書房

2018年9月こうしん

お江戸の百太郎

那須正幹/作 長野ヒデ子/絵

江戸の町に父とふたりでくらす百太郎は、家事をこなし、父の手助けもする、しっかり者の男の子。おかっ引きの父のもとにはこまっている人が相談にやってきます。ある日伊勢屋という大きな店のむすめのお千賀がさらわれてしまい、百太郎はじけんを調べ始めます。無事にかいけつすることができるでしょうか。江戸のこどもたちの生活や町の様子も楽しく知ることができます。

岩崎書店

2018年9月こうしん

魔女の宅急便

角野栄子/作
林明子/画

魔女は13才の年の満月の夜をえらんで、ひとり立ちをします。魔女の少女キキも、13才の年の満月の夜、赤いラジオをほうきの先にぶらさげて、黒ねこのジジといっしょにひとり立ちの旅にでました。やっと見つけたコリコの町で「魔女の宅急便」をはじめます。たくさんの人たちとふれあい、成長していく魔女の少女キキのすがたをえがいたシリーズ第1作目です。

福音館書店

2018年6月こうしん

冥界伝説・たかむらの井戸

たつみや章/作  広瀬弦/絵

「めい界」って知ってる? つまり「あの世」のこと。悟のおばあちゃんの家にある古い井戸は、そのめい界につながっているという伝説がある。しかも、いとこの智子ちゃんは、その井戸のそばで「白っぽく光るもの」を見たらしい! ゆうれいやおばけが大好きな悟は、夏休みのある日、井戸のたん検に出かけることに。なんとそこで悟が出会ったのは・・・。まい子の泣き虫おばけ「たかむらくん」だった!このお話には、小野たかむらという歴史上の人物も登場します。歴史が好きな人にもおすすめの作品です。

あかね書房

2018年6月こうしん

青いいのちの詩 世界でいちばん遠い島

折原みと/作・写真

みなさんは小笠原しょ島の中の母島を知っていますか。母島に行く方法は6日に一本の船だけです。東京の竹しばさん橋から船で父島まで25時間。父島からまた船で約2時間。それでやっと母島に着きます。この本の主人公ユウはこんなに遠い島で家族とはなれて暮らし始めます。不登校であったユウが母島に来て、イルカに出会い、カメ漁を体験し、逞しく成長するすがたがえがかれています。

ポプラ社

2018年3月こうしん

ぽっぺん先生の日曜日

舟崎克彦/作

ほっぺん先生は38才どく身の生物学の助教じゅです。ある日本でいっぱいになってしまった書さいをかた付けていると、なんとなぞなぞの本の中にすいこまれてしまいます。そこは、かくれんぼをするタヌキやえ物を食べることになやむワシなどこせい的な動物ばかりの世界です。先生はなんとか本の外へ出ようと最後のページを目指しますが、そこはなぞなぞの本、なぞなぞをといていかないと次のページにはすすめません。 「タヌキ、クロブタ、ダチョウ、トガリネズミ。この中で、はなしのおもしろいどうぶつはどれでしょう。」みなさんにはこのなぞなぞの答えがわかりますか?ほっぺん先生は、このはちゃめちゃな世界から無事にだっ出できるのでしょか?なぞなぞをときながら、動物たちの生たいも楽しくわかる一さつです。

筑摩書房

2018年3月こうしん

床下の小人たち

メアリー・ノートン/作 林容吉/訳
ダイアナ・スタンレー/さし絵 ポーリン・ベインズ/装丁 

えんぴつや消しゴムが知らないあいだになくなっていることはありませんか。それは小人が借りていったからかもしれません。ある家のゆか下に、いろいろなものを人間から借りてくらしている小人の一家が住んでいました。小人たちは人間にけっして見つからないよう、用心深くくらしていたのですが、ある日(ひ)、むすめのアリエッティが、その家に病気を治すために来ていた男の子に見つかってしまします。小人たちのくらしはどうなってしまうのでしょうか。続へんとして『野に出た小人たち』『川をくだる小人たち』『空をとぶ小人たち』『小人たちの新しい家』があります。

岩波書店

2018年1月こうしん

手で食べる?

森枝卓士/文・写真

表紙の写真を見てごらん。手で食べているよ。お行ぎが悪い?いいえ、食べ物や食べ方は、時代や国によってちがうのだよ。食事をするとき、何を使っている?はし?スプーン?フォーク?ナイフ?食べる道具も国によってちがうよ。なぜかな?この本を読んで、考えてみよう。試してみよう。調べてみよう。図書館には、はしの使い方の本や外国の食べ物の本、料理の本もあるよ。1冊の本からどんどん広げていって食べ物博士をめざそう!

福音館書店

2018年1月こうしん

ロシアの昔話

内田 莉莎子/へん・やく タチヤーナ・マブリナ/画 辻村 益郎/そうてい

ロシアで生まれた昔話が集められた本です。「おおきなかぶ」などのよく知られているお話をはじめ、全部で33話が入っています。中には、とても長い名前のついたお話もあります。題名は「どこかしらんが、そこへ行け、なにかしらんが、それをもってこい!」。なんだか不思議な題ですね。かりうどのアンドレイとマリアひめ、アンドレイの仕えている王様がでてくるお話です。

福音館書店

2017年9月こうしん

扉のむこうの物語

岡田 淳/作・絵 中村 光宏/そうてい

物語づくりを決めた行也。ヒントさがしに来た学校の倉庫に、喫茶店のママととじこめられてしまいます。古ぼけたがらくたを使って言葉遊びをしているうちに、二人はいつしかかべにもたれていた「とびらだけのとびら」から不思議な世界へまよいこみます。落ちこみイス、めい路の町、ルービックキューブ、ピエロのあやつり人形、分類される人々・・・。そこでは行也たちが考えた物語の道具がひとり歩きしてあふれていました。ちょっと切ないながらも行也とママの明るい未来を予感させる結末です。あなたも身の回りのもので物語づくりにちょう戦しませんか?

理論社

2017年9月こうしん

悪魔の兵器・地雷-地雷の中に生きるカンボジアのこどもたち-

名倉 睦生/文 小林 正典/写真

地らいとは、戦車をばくはしたり、人間を殺すために作られた、地面にうまっているばくだんです。カンボジアには数百万個の地らいがうまっています。その地らいをふんでしまい命を落としてしまう人や、手足をなくしてしまう人が今も後をたちません。それでもカンボジアには家族や手足を失いながらも一生けん命生きている人々がたくさんいるのです。希望を持って毎日を生きているのです。わたしたちにはいったい何ができるでしょうか。真けんに考えさせられる作品です。

ポプラ社

2017年6月こうしん

遊び図鑑-いつでもどこでもだれとでも

奥成 達/文 ながたはるみ/絵

みなさんはいつもどんなことをして遊んでいますか?この本の中には、家の中で一人でできるものや外でみんなでできるものなど、色々な遊びがのっています。晴れた日はもちろん、雨の日だって、たくさん遊べるんですよ。ぜんぶで800種類の遊びがのっています。

福音館書店

2017年6月こうしん

メメント・モーリ

おのりえん/作 平出 衛/絵

ゆうしゅうな両親をもった「ほほ」という12さいの女の子。特別な才のうもなく、さえないほほは自分の家でさえ落ち着かず、い場所がないと感じていた。そんなある夜ふとしたことでおにの国に連れて行かれる。そこは、同じ日がくり返される時が止まった国だった…。時を正じょうにもどそうとするほほの静かなファンタジー。

理論社

2017年3月こうしん

深海底7500メートルの世界へ

ぬくみちほ/文・写真

深い海の底には、どんな生き物がすんでいるのか、まだよく分かっていません。そこで深海調さ研究船『かいれい』に乗った研究者たちは、無人たんさ機を深海へもぐらせてさい集してきた、貝などの生き物を調べています。少しずつ明らかになっていく深海の世界と、それを研究する人たちの様子がよく分かる1さつです。

学習研究社

2017年3月こうしん

クヌギ林のザワザワ荘

富安 陽子/作 安永 麻紀/絵

科学者の矢鳴先生は、豆ふしょく人をしながら空飛ぶ雲の研究をしています。 ところがとつ然、先生の研究をこわがっている大家さんにアパートを追い出されてしまいました。住む所をさがして歩いていると、ねこまた不動産という名の不思議な不動産屋を見つけました。そこでしょうかいされた山の中のアパート「ザワザワそう」に住むことになったのですが、そこはアズキトギや水のせいなど風変わりなようかいが住むアパートでした…。

あかね書房

2016年12月こうしん

スズメの大研究

国松 俊英・文 関口 シュン・絵

スズメの顔を絵にかいてみてください。スズメをよく知っているのに、いざ書こうとすると、あれ?どんな顔だったかしら?頭の色は、くちばしの色は、ほっぺの色は思い出せますか?この本は、身近なスズメのくらしから人とのかかわりまでがわかりやすく書かれています。スズメのひなを拾ったことがある人はいますか?〈ヒナを拾わないで〉キャンペーンをやっているそうですよ。なぜ拾わないほうがいいのかは読んでみてください。

PHP研究所

2016年12月こうしん

マチルダは小さな大天才

ロアルド・ダール/作 宮下 嶺夫/やく クェンティン・ブレイク/絵

マチルダは4さいで有名な文学作品を読めるようなびっくりするほど頭の良い女の子。しかし両親はマチルダののう力には気づかず、いつもばかあつかいをしてばかり。マチルダはそんな両親にいかりがばく発!ついにしかえしをすることに決意したのです。頭を使って、いじわるな両親や学校の校長先生をこらしめていくマチルダは大天才!マチルダの天才ぶりをたしかめるためにぜひ読んでみては?

評論社

2016年9月こうしん

ふしぎをのせたアリエル号

リチャード・ケネディ/作 中川 千尋/やく・絵

エイミイは赤ちゃんの時、海軍のせい服を着た人形のキャプテンと同じバスケットに入れられて、おとうさんやおかあさんがいない子がくらす「せいアンナこどもの家」にあずけられました。それから、エイミイはキャプテンとずっと一しょ。そんなふたりに起こった一番最初のふしぎな出来事とは・・エイミイが10才になったある日、なんとキャプテンが本物の人間になって「ね、妹!」と語りかけたのです。それから、キャプテンはアリエル号に乗って旅に出ることになるのですが、今度はなかなか帰ってこないキャプテンを心配し、なんとエイミイが人形になってしまいます。人形になったエイミイをつれて、アリエル号でふたたび海ぞくカウルのちんぼつ船にあるざい宝をさがす旅にキャプテンは出かけるのですが・・。

徳間書店

2016年9月こうしん

時計坂の家

高楼 方子/作

12さいの夏休み、フー子はいとこマリカの手紙にさそわれるように、気むずかしいそ父の家へやってきました。そこで、不思議な出来事が起こります。おどり場にかかっていた古いかい中時計がコチ、コチ、コチと時(とき)をきざみはじめると、時計のふたがあき、じょじょに花になっていくのでした。そのときまどの向こうに緑の園があらわれたのです。二度目にこの庭園があらわれたとき、フー子はそこに足をふみ入れました。そしてサンゴのかみかざりを拾うのですが、どうやら、亡きそ母のかこの事件に関係があるらしいのです。 時計にきょう味を持つ遠えんの少年 英介とともに、ロシア人の時計しチェルヌイシェフ、わかき日のじょう熱的なそ母、ときどきあらわれる不思議な庭園について、なぞをとき明かしてゆきます。

リブリオ出版

2016年6月こうしん

イルカの大研究

佐藤 一美/文 寺田 恭子/絵 兼田 園子/そうてい・グラビアページデザイン

みなさんはイルカに会ったことがありますか?水族館に行くとよくイルカショーをしているのを見たことがあるかもしれませんね。海に住んでいるとっても人なつっこい動物で、人間と同じほにゅう類の仲間です。とても頭がいいことから、海で一番人間に近い動物とも言われています。 実はイルカはお母さんのおなかの中にいる最初のころ、人間のたい児と変わらない形をしているのだそうです!それから赤ちゃんが生まれると、成長するまで必ずそばにもう1頭別のメスイルカが付きそって子育てサポーターをするそうです。どうです、まるで人間と変わらないでしょう? この本を読んでイルカに会いたくなったら、ぜひ水族館や海へ行ってみましょう。きっと、今までよりイルカの気持ちがわかってお友達になれますよ。

PHP研究所

2016年6月こうしん

ぼっこ

富安 陽子/著 瓜南 直子/絵

茂が5年生の春、おばあちゃんがなくなった。 通夜の日おばあちゃんちのざしきで不思議な少年「ぼっこ」に出会った。 「オレがついててやる。だから、心配はいらんで。」そのひと言だけ言ってろう下を行ってしまった。 その後、茂は父親の仕事の関係で、 父親の生まれ育った関西のこの家にひっこしてくる。 言葉のちがいや、不なれな学校生活にとまどう茂を色々と助けてくれるのだった。

偕成社

2016年3月こうしん

菜の子先生がやってきた!-学校ふしぎ案内・つむじ風の一学期

富安 陽子 /作
Yuji /画

「わたしは、山田菜の子です。みんなは、菜の子先生とよんでいますから、あなたも、そうよんでくださってけっこうですよ」
「え!?菜の子先生って、あの菜の子先生ですか?」
ある日、学校で出会った白衣を着て丸いめがねをかけた女の人は、菜の子先生でした。学校じゅうのどこにもいないけど、学校のどこかにいるという。だれでも会うことはできないけど、運がよければ会えることがあるという・・・
菜の子先生とふしぎな世界にまよいこんでみませんか?

福音館書店

2016年1月こうしん

人形の家

ルーマー・ゴッデン/作

瀬田 貞二/やく 堀内 誠一/さし絵

「人形の家」で幸せにくらしていたプランタガネット一家のもとに、子ヤギ皮とせとものでできた人形マーチペーンがやって来ました。 “ねうちもの”のかの女のうぬぼれははてしなく、小さい女の子に遊んでもらうのも好きではありません。 プランタガネット家のオランダ人形トチーは「人形の家」をマーチペーンから守るために願います。 「わたしたち、願わなければいけないわ。一ときも願いをやめてはいけないわ。」人形は何も話すことができませんが、その願いは口に出していうのと同じくらい強いのです。 みなさんも人形の願いを感じたこと、ありませんか?

岩波書店

2015年12月こうしん

はなはなみんみ物語

わたりむつこ/作
本庄 ひさ子/絵

はなはなとみんみはふた子の小人兄妹。森のきょ人の木に、家族5人で仲良くくらしています。 かつてま法を自由に使い、この世で最もすぐれた力を持つ生き者だった小人族。 しかしかこにはげしい小人大戦争が起こり、そのほとんどが死んでしまったのです。 ある日一家は、他も小人たちが生きていることを知ります。 小人族のぜつめつのき機を救うため、家族みんなで仲間をさがしにきけんな旅へ出かけるのですが…。そう大なぼうけんファンタジーと同時に、戦争のおろかさをわたしたちに教えてくれる作品です。第2部『ゆらぎの詩の物語』・第3部『よみがえる魔法の物語』もあわせてどうぞ。

岩崎書店

2015年12月こうしん

灰色の畑と緑の畑

ウルズラ・ヴェルフェル/作
野村 ひろし 「ひろし」は「さんずい」に「玄」/やく

はじめに作者は言っています。「ここに書かれているのはほんとうのはなしである、だからあまりゆかいではない。これらの話は人間がいっしょに生きることのむずかしさについて語っている。」と。

まずしいはい色の畑を持つ家の子のフワニータと、金持ちの緑の畑を持つ家の子のフワニータ。三度の出会い、出会うたびにいかりがましていきます。しかし三度目にはい色のフワニータは、さげすまれたそのいかりを生きるエネルギーにかえました。生きる答えを見つけたのです。「あたし、やっぱり学校へ行くかもしれない。」14の短ぺん物語があなたに問いかけます。

岩波書店

2015年9月こうしん

だれも知らない小さな国

佐藤 さとる /作
村上 勉/絵

「コロボックル」って、聞いたことありますか?アイヌ語で「ふきの葉の下の人」という意味をもつこの言葉、じつは小指ほどの大きさしかない小さな人達のことをいいます。そう、この物語は愛すべき日本の小人、コロボックル達が活やくするお話です。

主人公の「ぼく」は小学生の時、ひみつの小山で一度だけ小さな小さな小人に会います。それから何年もたち、青年になったかれがふたたび小山のある町にもどってきた時から、小さな黒いかげが目のはしをかすめるようになるのです…。ラスト間ぎわにおどろかされるすてきな場面があるので、ぜひゆっくり、ていねいに読み進めていって下さいね。

講談社

2015年9月こうしん

ぼくらの先生!

はやみねかおる/文
ひらいたかこ/イラストレーション

小学校の教しを定年たいしょくしたわたしは、つまと二人で庭のある一けん家に引っこし、静かにくらしていました。そこで、ふとしたきっかけで教しをしていた時のある事けんのことを思い出します。それは、ある女子児童のくつが何度もなくなるという事けんでした。すると別の女子児童がくつをかくしたはん人だとうたがわれ始めたのです…。

講談社

2015年5月こうしん

ひとりぼっちの不時着

ゲイリー・ポールセン/作
西村 醇子 /やく
安藤 由紀 /絵
中島 かほる/そうてい・デザイン

ある夏のこと、一人の少年が乗っていた小型飛行機が森の中に不時着してしまう。おなかがすいても食べるものはないし、マッチが無いから火も起こせないし、夜には真っ暗になってしまう。森の中にはクマやオオカミがいるかもしれない。森の中でたよりになるのは、たった一つの道具である手斧と自分自身だけ。十三さいの少年が、森の中で生きることを学び、たくましく成長していく物語。

くもん出版

2015年5月こうしん

妖怪一家 九十九さん

富安 陽子 /作
山村 浩二/絵

大事なお約束は、ご近所さんを食べないこと!ようかいの九十九さん一家は、ヌラリヒョンのお父さんとろくろっ首のお母さん、やまんばのおばあちゃんと見こし入道のおじいちゃん、それから一つ目小ぞうとアマノジャクのぼうや、人の心をなんでも見ぬくサトリの女の子の七人家族。住たく開発がすすみ、住むところを失なった一家は、市役所の「地いき共生課」のおじさんたちの助けをかりて、人間のだん地でくらすことになりました。はたして九十九さんたちは人間と仲良く生活していけるでしょうか?

理論社

2015年3月こうしん

母からの伝言 -刺しゅう画に込めた思い

エスター・ニセンタール・クリニッツ/作
バニース・スタインハート/作
片岡 しのぶ/やく

第二次世界大戦中、ナチスドイツによるユダヤ人はく害をけい験した少女が、後に自らのけい験をししゅう画にまとめました。ししゅう画とともに、かの女のむすめによる説明がそえられています。家族とはなればなれになり、身分をかくして生活し、人に助けられたりうら切られたりしながら必死に生きのびる様子は、むねにせまるものがあります。

光村教育図書

2015年3月こうしん

床下の古い時計

K・ピアソン /作
葛西 利行 /画
足沢 良子/やく

パトリシアは12さいの少女。両親の別きょについての、細やかな取り決めをするあいだ、パトリシアは、夏をおばの家族と湖のコテージですごすことになった。内気なパトリシアは、いとこたちのなかになかなか入ることができず、こ立してしまった。ある日、ひとりでお客用のちっちゃな丸太小屋のゆか下からかい中時計をみつけた。時計のねじをまくと、ふしぎなできごとがおこった。目の前には、35年前のお母さん。わたしと同じ12さいのお母さん。

金の星社

2015年1月こうしん

冒険者たち -ガンバと十五ひきの仲間

斎藤 惇夫 /作
藪内 正幸/画

ドブネズミのガンバは友だちのマンプクにさそわれ、海を見に港へやってきました。そこでひどいきずを負った忠太という島ネズミに出会います。かれの住む島がイタチのノロイ一族におそわれ、忠太は命からがらにげのび、助けを求めて海をわたって来たのでした。ノロイ一族と聞いてだれも助けに行こうとはしません。しかしガンバはたった1ぴき名のり出て、忠太と共にかれの住むゆめ見が島をめざして旅立つのでした。手にあせにぎるぼうけんファンタジー。

岩波書店

2015年1月こうしん

友だちになれたら、きっと。-イスラエルとパレスチナの少女の文通

ガリト・フィンク メルヴェト・アクラム・シャーバーン/作
リツァ・ブダリカ/へん
いぶき けい/やく
長崎 訓子/表紙・本文さし絵

イスラエル―パレスチナで争いが今もなお続いている。この本に出てくるのはイスラエルの少女ガリトと、パレスチナの少女メルヴェト。ふたりはおよそ15分しかはなれていない場所に住んでいますが、会いにいくことはできません。しかしおたがいを知るために文通をすることにしました。10年にわたる文通の記ろくを本にしたものです。わかり合うことのむずかしさ、二人の友じょうの行方を見とどけてください。

鈴木出版

2014年11月こうしん

とどろヶ淵のメッケ

富安 陽子 /作
広瀬 弦/絵

とどろヶ淵で一番チビすけのかっぱメッケは、どんなものでも見つけられる不思議な目を持っています。仲間がメッケにる守番をさせて、みんなすもう大会に出かけたある日、たきの水が急に落っこちて来なくなった。かっぱにとって、とっても大事な水を求めてメッケは初めてとどろヶ淵を出てたしかめに行く事に・・・。みんなのためにがんばるメッケをおうえんしたくなる心温まる一さつです。

佼成出版社

2014年11月こうしん

花豆の煮えるまで- 小夜の物語

安房 直子 /作
味戸 ケイコ/絵

山のふもとの旅館のむすめ、小夜にはお母さんがありません。お母さんに会ってみたいと言うと、おばあさんは、お母さんにはもう会うことができないと言います。でも、お母さんの話をすることならできると言います。花豆のにえるまでの間、おばあさんの話してくれた、小夜の生まれる前のお父さんとお母さんの話。

偕成社

2014年9月こうしん

リキシャ・ガール

ミタリ・パーキンス/作
永瀬 比奈 /やく
ジェイミー・ホーガン/絵

絵が得意なバングラデシュの女の子ナイマ。お父さんはリキシャという車にお客さんを乗せて働いています。リキシャはとてもはなやかできれいだけれど、家族のくらしはまずしく、ナイマは働きすぎのお父さんが心配です。でもバングラデシュのかんきょうでは、「女の子だから」という理由でナイマは外で働けません。そんなある日、ナイマは家族に内しょでとっておきの計画を立てます。

鈴木出版

2014年9月こうしん

孤島のドラゴン

レベッカ・ラップ/著
鏡 哲生/やく

ある夏休み、三人兄弟のハナとザカリーとサラ・エミリーは、おき合のこ島にある昔おばさんが住んでいた家ですごすことになる。そのこ島の北のはしには、ドレイクのおかという岩山があり、おばさんからの手紙にはこうあった「もし、たいくつなら、ドレイクのおかを調べることを、おすすめします」―そこで三人はドレイクのおかへたんけんに出かけ、暗いどうくつの中へ入って行く。そこには、黄金のつばさを持つ三つ首のドラゴンが…。三人兄弟とドラゴンの交流をえがいた心温まるぼうけんファンタジー。

評論社

2014年7月こうしん

ひとりでいらっしゃい-七つの怪談

斉藤 洋 /作
奥江 幸子 /絵
多賀 京子/やく

夏休みのある日、小学生のぼくは、ひょんなことから、大学の先生の部屋にまよいこんでしまった。そこでとつぜん、「きみ、むらさきばばあって知ってるかい?」大学の先生が、大まじめに聞いてきた。どうやらここは、大学の先生や学生が集まってそれぞれこわい話をする会らしい。名づけて「かい談クラブ」。おばけやようかいが好きなぼくは、参加することになったのだけど…。

偕成社

2014年7月こうしん

リトルベアー -小さなインディアンの秘密

リン・リードバンクス/作
高橋 由為子 /絵
渡辺 南都子/やく

誕生日プレゼントにもらったさえないプラスチックの人形にオムリはがっかり。でも、戸だなに入れてかぎを回したとたん、人形が動きだした!おまけにしゃべってる!?勇かんでほこりたかいインディアンのリトルベアーにやんちゃなカウボーイのブーンも加わっておおさわぎ。おとなやみんなにはぜったいないしょだけど、学校で見つかりそうになったり、けがをさせてしまったり…ハラハラドキドキのぼうけんと友じょうがつまった物語。

佑学社

2014年5月こうしん

リンゴの丘のベッツィー

ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー/作
佐竹 美保 /絵
多賀 京子/やく

街に住む大おばさんの家で、大切に育てられたベッツィー。ところが、あることがきっかけで、パットニー農場にあずけられることになります。農場での生活は、おどろきの連続です。不安でいっぱいのベッツィーは、すぐに「できない」「こわい」と弱気になってしまいます。しかし、パットニー家の人たちに温かく見守られ、自分でやることの大切さを教わっていくうちに……。人にたよってばかりいたベッツィーが、様々なけい験を通してのびのびと成長していく物語です。

徳間書店

2014年5月こうしん

さすらい猫ノアの伝説

重松 清 /著
杉田 比呂美/絵

元気ハツラツ・勇気リンリン・根気コツコツ、それがクラスの合言葉。忘れてしまった大切なことを思い出させてくれるという不思議な黒ねこノアと健太のクラスとがおりなす物語。わすれてしまったこととはなんだろう?そして、それを思い出せるのだろうか。

講談社

2014年3月こうしん

ふしぎの国のアリス

ルイス・キャロル/作
田中 俊夫 /やく
ジョン・テニエル/さし絵

ある日アリスは、チョッキを着てかい中時計をもった白ウサギを追ってウサギあなに飛びこみ、へんてこな世界に来てしまいます。おまけに、「わたしをお飲み」と書かれたびんを見つけて、アリスの身にどんなことが起こったか、みなさん知っているでしょう?アリスはふしぎな世界で、次々とゆかいなキャラクターに出会います。水ぎせるをもったイモムシ、カエル男に魚男、ぼう子屋、ねむりネズミ、にせ海がめ、トランプの兵士・・・ネーミングだけでもゆかいですね。ユニークなさし絵や言葉遊びとともに、アリスの世界をお楽しみください!

岩波書店

2014年3月こうしん

びんの悪魔

ロバート・ルイス・スティーブンソン/作
磯 良一 /画
よしだみどり/やく
辻村 益朗/そうてい

ハワイに住むケアウエは、ある男から不思議なびんを買う。なんと、そのびんは不老不死以外の願いなら何でも叶えてくれるびんだった。ただ、そのびんを死ぬまで持っていると地ごくに落ちてしまう。手放したければ、びんを買った時よりも安いねだんで売らなければならない。大きな美しい家を手に入れ、びんは売りはらい満足していたケアウエだったが、もう一度びんが必要な事たいになってしまう。はたしてケアウエはどうなるのだろうか。もし、あなただったらこのびんを買いますか?

福音館書店

2014年1月こうしん

三つ穴山へ、秘密の探検

ペール・オーロフ・エンクイスト/作
中村 悦子 /絵
菱木 晃子/やく

あるばん、六さいのミーナがワニにおしりをかまれるゆめを見ます。みんなにこの重大な事けんを知らせたいのに、話を聞いてくれたのは変わり者と言われているおじいちゃんだけ。おじいちゃんは、「ワニ対さく」として、孫四人とかい犬を連れて、美しい山「三つあな山」にたんけんに行くことをてい案します。スウェーデンがぶ台の、子どもみたいなおじいちゃん、やさしくてかわいい子どもたち、そしてかしこい犬のわくわくするたんけん物語です。

あすなろ書房

2014年1月こうしん

神さまの森、伊勢

今森 光彦 /写真・文

神さまの森として、長い年月、人が入ったことのない森がある。伊勢の森である。生えている木は、照葉じゅ。冬でも葉が落ちないので、この森はいつもうすぐらい。さあ、神ぴの森に分け入ってみよう。

小学館

2013年11月こうしん

キツネ山の夏休み

富安 陽子 /著・挿絵
柏木 早苗/そうてい

だれもいない八番線のプラットホーム。小学生の弥は夏休みの間、4年ぶりにおばあちゃんの家ですごすことになりました。おばあちゃんの住む稲荷山は108ぴきのキツネに守られていると言われる不思議な町です。列車を待っていると、自分一人だと思っていたホームには女の人が立っていました…。弥の特別な夏休みがはじまります。

あかね書房

2013年11月こうしん

建具職人の千太郎

岩崎 京子 /作
田代 三善/絵

建具屋というしょく業、それは大工の建てた家に戸しょう子や入口の木戸をこしらえること。この話は江戸時代の終わりごろ、たった七さいの千太郎が建具屋にほう公(働き)に出され、姉のおこう、ほう公仲間の子どもたち、まわりにいる大人のしょく人と生活を共にしていく中で、だんだんと自分の得意なことをみつけて成長していくすがたがえがかれている。

くもん出版

2013年9月こうしん

くらやみ城の冒険

マージェリー・シャープ/作
ガース・ウィリアムズ/絵
渡辺 茂男/やく

「囚人友の会」をごぞんじですか?ねずみ達はかんごくのしゅう人の友となることにほこりをもっています。物語のぶ台は鉄ぺきのくらやみじょう。そこにとらわれたノルウェー人の詩人を助けるために会が協力をいらいしたのが、おじょう様育ちのミス・ビアンカです。かの女のにんむは友人である大使のぼうやについていき、ノルウェーねずみを連れてくるだけのはずでした。しかしせきにん感と好き心、そしてあわいこい心からとんでもないぼうけんへ出ることになるのです。

岩波書店

2013年9月こうしん

ビーバー族のしるし

エリザベス・ジョージ・スピア/著
こだまともこ/やく
沢田 としき/そう画・カット

森に引っこしてきた12さいの少年マットは、父さんがる守の間、一人森ですごすことに。ピンチのところをインディアンに救われ、ビーバー族と名乗るかれらとの交流が始まる。森で生きるすべやインディアンの心を学び、たくましく成長していくマット。一向に父さんがもどってこないじょうきょうで、ビーバー族の仲間にならないかとさそわれる。森でのくらしにひかれ始めていたマットが下した決だんは…。

あすなろ書房

2013年7月こうしん

砂の妖精

イーディス・ネズビット・ブラント/作
ハロルド・ロバート・ミラー/画
石井 桃子/やく

ロンドンから田舎へとやってきた兄弟姉妹。都会とはかんきょうがちがってとっても新せん。ある日、じゃりほり場から出てきたきみょうな生き物サミアドと出会う。目はカタツムリ、耳はコウモリ、体はクモのようにずんぐりしている。こんな生き物見たことない。長いねむりから覚めたサミアドは砂のようせいで、一日一回ならばなんでも子どもたちの望みを叶えてくれるという。子どもたちはさっそく思い思いの願いを口にするが、なかなか思ったような結果にならなくて……。 サミアドがだんだんいとおしくなってくる、不思議でちょっぴりせつない物語。

福音館書店

2013年7月こうしん

少年少女ファーブル昆虫記 1 たまころがしの生活

ファーブル/著
古川 晴男/やく

フンコロガシのあの「フン玉」、どうやって作るか知っていますか?雪玉を作るように転がして大きくするのかと思えば大間ちがい。種類によってフン玉の使い方もちがえば、子育て方法や夫ふ生活も多種多様です。1さつずっとフンコロガシの話ですが、そこには様々な世界が広がっています。ファーブルが行った観察方法も語られています。生物が好きな人なら読んでおきたいシリーズです。

偕成社

2013年5月こうしん

ロジーナのあした-孤児列車に乗って

カレン・クシュマン/作
野沢 佳織 /やく
田上 千晶/カバー画

1881年アメリカ。あいついで家族を亡くしたロジーナは養い親をさがすために西部行きの列車に乗った。付きそいの女医さんに、小さい子の面どうをまかされながら新しい家族をさがすための旅。子どもたちのまき起こすいろいろな事けんの中で、ロジーナは自分の道を見つけて行く。

徳間書店

2013年5月こうしん

世界を動かした塩の物語

マーク・カーランスキー/文
S.D.シンドラー/絵
遠藤 育枝/やく

今は、どこのお家にもふ通に使われている塩。昔、塩は大変き重なものでした。わたしたちは塩がないと生きてはいけません。塩は生き物をささえ、食べ物をささえ、文明をもささえたのです。そのため人々は時に争い、時にきけんをおかしてさいくつし、時にみつゆまでして手に入れていました。塩をめぐる世界の歴史と文化を、わかりやすくえがいた絵本です。

BL出版

2013年3月こうしん

漂泊の王の伝説

ラウラ・ガジェゴ・ガルシア/作
松下 直弘 /やく
渋川 育由/カバー・表紙・とびら・本文デザイン

さばくの王国、キンダの王子ワリードは自分ゆう勝しようと考え、詩のコンクールを開く。だがまずしいじゅうたんおりがゆう勝したことから嫉妬にかられた王子はじゅうたんおりに人類の歴史をすべて織りこんだじゅうたんを作れと実行できない命令をする。じゅうたんは完成したが持ち去られ、王子はじゅうたんを取りもどす旅に出る。さばくの王国でくり広げられるぼうけん活げきです。

偕成社

2013年3月こうしん

耳の聞こえない子がわたります

マーリー・マトリン/作
矢島 眞澄 /絵
日当 陽子/やく

好き心が強く元気いっぱいのミーガンの住む街に、内気ではずかしがり屋のシンディがこしてきた。初めて出会った時、ミーガンの大きな声のあいさつにシンディはびっくり。ミーガンは耳が聞こえないために声の調整が出来ないのだった。出会ってすぐシンディはミーガンと仲良くなりたくて手話を覚えた。二人でキャンプにも参加した。たくさんの人にも出会った。二人はBBF(ベスト フレンド フォーエバー)になれるのだろうか?

フレーベル館

2013年1月こうしん

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