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水谷 不倒みずたに ふとう

プロフィール

生年月日安政5年11月15日(1858年)
没年昭和18年6月21日(1943年)
職業等近世文学研究者
出身愛知県生まれ
ゆかりの地
  • 明治40年頃 牛込天神町26
  • 明治41年頃 牛込矢来町26
  • 大正6年頃~8年頃 津久戸町6

経歴

 本名・弓彦。名古屋に国学者水谷民彦の子として生まれる。明治12年陸軍に入隊、21年除隊したのち、東京専門学校(現・早稲田大学)に入学。在学中には坪内逍遥に師事して、小説「錆刀」を発表した。卒業後、小説を発表する一方で「続帝国文庫」の浄瑠璃、脚本類を校訂出版。大阪毎日新聞社に数年勤めたが、38年に退社し、その後は近世文学研究者として著述生活を送る。多くの浄瑠璃作品の校注を残し、この分野の先達として位置づけられている。
 著作に『新撰列伝体小説史』『江戸時代古書研究叢書』『近世列伝体小説史』『草双紙と読本の研究』『絵入浄瑠璃史』『撰択古書解題』などがある。