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半田 良平はんだ りょうへい

財団法人日本近代文学館提供(外部サイト)

プロフィール

生年月日明治20年9月10日(1887年)
没年昭和20年5月19日(1945年)
職業等歌人
出身栃木県生まれ
ゆかりの地
  • 大正12年頃~昭和5年10月頃 落合村大字上落合242
  • 昭和5年11月頃~20年5月頃 落合町大字上落合427 ※同地(上落合1-427)にて死去

経歴

 栃木県に生まれる。東京帝国大学英文科入学。卒業後大学院に籍を置いたが補充兵に徴兵され、除隊後私立東京中学校で英語教師となり、終生勤める。宇都宮中学在学中『電報新聞』への投稿が窪田空穂の撰を受け、空穂を中心とする十月会に加入。はじめての歌集を大正8年『野づかさ』を国民文学社から刊行し、評判になった。『国民文学』の創刊にあたり同人となり、作歌・評論で活躍した。作歌だけでなく、短歌評論、翻訳、美術評論、民俗学研究も手掛けた。
 晩年を過ごし、没した上落合での居住期間は延べ20年以上に及ぶ。病に倒れ、戦争・空襲の激化するなかでも作歌を続けた。没後の歌集である『幸木』では芸術院賞を受けた。ほかに『芭蕉俳句新釈』がある。