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野口 雨情のぐち うじょう

野口雨情記念館提供(外部サイト)

プロフィール

生年月日明治15年5月29日(1882年)
没年昭和20年1月27日(1945年)
職業等童謡・民謡詩人
出身茨城県生まれ
ゆかりの地
  • 明治39年11月~明治40年3月 大久保村大字西大久保290
  • 明治40年3月~明治40年7月 牛込若松町(小川未明方)
  • 明治42年11月~ 牛込若松町61

経歴

 本名・英吉。茨城県磯原村(現・北茨城市)に生まれた。「赤い靴」「七つの子」などの代表作で知られる童謡詩人。
 明治34年東京専門学校(現・早稲田大学)に入学、坪内逍遥に学び影響を受けるものの翌年に中退した。40年、三木露風、相馬御風らと共に早稲田詩社を結成、「早稲田文学」などに作品を発表するが、同年北海道へ渡り「北鳴新聞」「小樽日報」などで記者生活を送った。創作から遠ざかり、漂白の時期を経て雨情が詩壇に復帰するのが、詩集『都会と田園』を自費出版した大正8年である。以後、斎藤佐次郎の「金の船」(後改題して「金の星」)に毎月のように童謡を発表、「雨降りお月」「青い目の人形」「シャボン玉」「四丁目の犬」など作曲家の中山晋平、本居長世らと組んで次々と名作を生み出した。また、「波浮の港」「須坂小唄」など民謡にも力を注いだ。
 昭和20年、疎開先の宇都宮において62歳で亡くなった。
出典:新宿ゆかりの文学者