中島 孤島なかじま ことう

本名・茂一。長野県に生まれる。東京専門学校（現・早稲田大学）卒業。「明星」「新小説」などで評論や海外作家の紹介を行う一方、木下尚江の推薦で『新気運』を発表し評価を受けた。のち、後藤宙外らと文学革新会を組織するが、２年で活動を終わると文壇を去った。その後は児童もの、歴史ものの翻訳に従事した。