
プロフィール
生年月日 | 昭和2年3月28日(1927年) |
---|---|
職業等 | 小説家 評論家 |
出身 | 千葉県 |
ゆかりの地 |
経歴
利根川裕は、千葉県の生まれで、旧制中学校の新潟県立糸魚川中学校を卒業後、旧制高等学校の新潟高等学校を経て昭和25年に東京大学文学部に入学した。昭和34年に中央公論社につとめ、昭和40年には二・二六事件を取材して発表した『宴』が注目されたこともあって、同社を退職、昭和42年に作家生活に入ったという。翌年には『糸魚川心中』で、翌々年には『B少年の弁明』で直木賞候補として名前が挙がった。
番組放送開始の昭和55年から番組終了までの13年間、テレビ朝日系列の深夜番組「トゥナイト」で一貫して司会をつとめた。同番組は、情報番組とバラエティ番組の2つの要素を併せ持っていたが、当時センセーショナルな政治や事件などをテーマにした社会的な内容に取り組んだこともあって、情報面に寄った内容が好まれた。
歌舞伎にも造詣が深く、同59年には『十一世市川団十郎』などを執筆して日本文芸大賞特別賞を受賞した。そのほかにも『あらすじで読む名作歌舞伎50』などを執筆して、幅広い層に歌舞伎が受け容れられるよう普及に努めている。
平成3年には『それぞれの方舟』で日本文芸大賞を受賞し、同6~10年にかけては新潟経営大学の教授として教鞭を執った。
なお、同20年までは新宿区中井に居住していたことがわかっている。
出典 『日本人名大辞典』『東京都新宿区人物・人材情報リスト2009』(日外アソシエーツ株式会社2009)
番組放送開始の昭和55年から番組終了までの13年間、テレビ朝日系列の深夜番組「トゥナイト」で一貫して司会をつとめた。同番組は、情報番組とバラエティ番組の2つの要素を併せ持っていたが、当時センセーショナルな政治や事件などをテーマにした社会的な内容に取り組んだこともあって、情報面に寄った内容が好まれた。
歌舞伎にも造詣が深く、同59年には『十一世市川団十郎』などを執筆して日本文芸大賞特別賞を受賞した。そのほかにも『あらすじで読む名作歌舞伎50』などを執筆して、幅広い層に歌舞伎が受け容れられるよう普及に努めている。
平成3年には『それぞれの方舟』で日本文芸大賞を受賞し、同6~10年にかけては新潟経営大学の教授として教鞭を執った。
なお、同20年までは新宿区中井に居住していたことがわかっている。