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吹田 順助すいた じゅんすけ

プロフィール

生年月日明治16年12月24日(1883年)
没年昭和38年7月20日(1963年)
職業等ドイツ文学者
出身東京都生まれ
ゆかりの地
  • 明治16年~34年 牛込二十騎町32 ※同地にて出生
  • 大正10年 原町(ドイツ留学中の留守宅)
  • 大正14年 市谷河田町
  • 大正14年~昭和5年頃 余丁町

経歴

 別号・蘆風。東京牛込二十騎町に生まれる。東京帝国大学独文科卒。山岸光宣、茅野蕭々とともに独文三巨匠といわれた。札幌農学校(北海道大学)・第七高等学校・東京商大・中央大学などの教授を歴任。従兄の上田敏らの雑誌「芸苑」の準同人となり、また「白樺」「心の花」などに短編や翻訳を寄稿した。札幌農学校教員時代、同僚の有島武郎と親交を結び、有島の短編「半日」は吹田が有島家に寓居していたころのことを描いている。ドイツ文学者として戯曲家ヘッベルの研究と翻訳、近代ドイツ文学思潮史、そしてヘルダーリンの研究と翻訳に業績を残した。