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国府 犀東こくぶ さいとう

プロフィール

生年月日明治6年2月(1873年)
没年昭和25年2月27日(1950年)
職業等漢詩人、新体詩人、文章家
出身石川県生まれ
ゆかりの地
  • 明治42年頃 四谷永住町2
  • 明治43年頃 元鮫河橋町59
  • 明治45年頃 南町12

経歴

 本名・種徳。石川県に生まれる。東京帝国大学法科大学を中退したのち、博文館に入社、雑誌「太陽」の編集に加わり時事評論を担当した。明治40年内務省に入り、内務省内閣各嘱託、宮内省御用掛、史蹟名勝天然紀念物調査会考査員などを歴任する。雑誌「太陽」や「大阪毎日新聞」に時事評論を執筆している。のちに慶応義塾大学、東京高等学校で教鞭をとる。大正・昭和初期の詔勅などを起草する。
 歴史地誌に通じた文章家として知られ、『犀東文集』は好評を博した。数多くの漢詩を発表し、『漢詩鑑賞笙蹄』や『花柘摺』(明治34年)があり、ほかに『犀東文集』『龍吹鶴語』等著作がある。国の史蹟名勝記念物保存にも尽力した。