
プロフィール
生年月日 | 明治30年10月9日(1897年) |
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没年 | 昭和48年4月30日(1973年) |
職業等 | 小説家 |
出身 | 神奈川県生まれ |
ゆかりの地 |
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経歴
本名・野尻清彦。横浜生まれ。東京帝国大学政治科を卒業後、外務省等に勤めたが、短編小説を発表し始める。『鞍馬天狗』で一躍名を上げ、文筆活動に専念する。
『赤穂浪士』で文壇的地位を確立し、以降、『乞食大将』を頂点とするいくつもの時代小説を発表する。その一方で「帰郷」などの現代小説、『ドレフュス事件』『パリ燃ゆ』といった特異な史伝も手掛け、多様な作品を生み出した。
新宿との関わりは幼少期に溯る。2兄1姉があるが、明治37年、次郎が7歳のとき、英文学者で天文学にも詳しい長兄抱影の早稲田大学英文科進学にともない、一家は牛込東五軒町に転居。次郎は津久戸小学校へ転校し、更に白金小学校に移るまでの約5年間をこの地で過ごす。雑誌「少年世界」「少年」を愛読し、読者作文の募集にも応募、発表されている。また、西五軒町にあった「少年図書館」をしばしば訪れ、少年講談を聞かせる「牛込お伽倶楽部」に参加するなど、後の活躍の土壌形成が窺える。
出典:新宿ゆかりの文学者
『赤穂浪士』で文壇的地位を確立し、以降、『乞食大将』を頂点とするいくつもの時代小説を発表する。その一方で「帰郷」などの現代小説、『ドレフュス事件』『パリ燃ゆ』といった特異な史伝も手掛け、多様な作品を生み出した。
新宿との関わりは幼少期に溯る。2兄1姉があるが、明治37年、次郎が7歳のとき、英文学者で天文学にも詳しい長兄抱影の早稲田大学英文科進学にともない、一家は牛込東五軒町に転居。次郎は津久戸小学校へ転校し、更に白金小学校に移るまでの約5年間をこの地で過ごす。雑誌「少年世界」「少年」を愛読し、読者作文の募集にも応募、発表されている。また、西五軒町にあった「少年図書館」をしばしば訪れ、少年講談を聞かせる「牛込お伽倶楽部」に参加するなど、後の活躍の土壌形成が窺える。